シーに行くと毎回乗っているのが、このジャスミンのフライングカーペットです。
のんびりした空飛ぶじゅうたんに見えますが、実はこれ、乗り方次第でちゃんとスリルが出ます。
鍵は高さです。低い位置ではレバーが機敏に反応するので、うまく操作すると浮遊感のある動きを作れます。いつも高く上げて景色を眺めている人だと、この機敏さ自体を知らないまま終わっているかもしれません。
その具体的な操作方法に加えて、今回はこのアトラクションの設定や、夜だけ見られる秘密もあわせて紹介します。
レバーの効きは高さで変わる
じゅうたんは前の席で上下、後ろの席で前後の傾きを操作します。ここは公式にも書いてある話。ただ正直に言うと、後ろの傾きレバーは反応がかなり鈍くて、私も何度も乗っていますが効いているのかいまだによくわかりません。実質、遊べるのは前の席の上下レバーだと思ってください。
この上下レバーが、高さによって反応速度が変わります。低い位置だと倒した瞬間にぐいっと動くのに、高く上げると同じように倒しても明らかにもっさりした反応になる。たぶん安全のための制御だと思いますが、公式にそう書かれているわけではないので推測です。
つまり、高い位置でどれだけレバーを動かしてもスリルは出ません。浮遊感を出したいなら低空でないと成立しない、というのがこの記事の要点です。
スリルを出すなら低空一択
やり方は単純です。
低めの高さをキープしたまま、レバーで上げる。上がりきった瞬間に下げる。下がりきった瞬間にまた上げる。この切り返しを繰り返すだけ。
低空はレバーがきびきび効くので、テンポよくやるとかなりの速さで上下します。浮遊感もちゃんと出て、内臓がふわっと持っていかれる感じがあります。ゆるい回転系だと思っていると、いい意味で予想を裏切られると思います。
大事なのは、高く上げたままでは絶対にこの動きにならないという点です。上でレバーを激しく動かしても、じゅうたんはのんびり反応するだけ。スリルを味わいたいなら、まず高度を下げてください。
1. 低めの高さをキープ
2. レバーで上げる
3. 上がりきった瞬間に下げる
4. 下がりきった瞬間に上げる
5. 繰り返す
ひとつだけ弱点があって、低空は地上に近いぶん周りのゲストとの距離が近いので、うちのじゅうたんだけ猛スピードで上下しているとよく目立ちます。私は爆笑しながらやっていたので、たぶん見られていました(笑)そこさえ気にならなければ、この乗り方が一番おもしろいと思います。
ゆったり乗りたいなら好きな高さで
もちろん、スリルを求めない乗り方でもまったく問題ありません。高く上げて景色を眺めるもよし、レバーを動かさずに静かに回るもよし。何もしなければじゅうたんは低いまま穏やかに回るだけなので、浮遊感が苦手な人でも安心して乗れます。
身長制限も年齢制限もなく、条件は補助なしでひとりで座れることだけ。1台に4名まで乗れるので、家族やグループで一緒に乗れます。所要時間は約1分30秒です。
飛んでいるのは「ジャスミンの庭園」の上空
このブログらしく、設定の話も少しだけ。
じゅうたんが飛び回っているあの場所、公式ではプリンセス・ジャスミンの庭園と紹介されています。中央の噴水を囲む美しい庭の上を、魔法のじゅうたんでぐるぐると空中散歩している、という設定です。柱の上で羽を広げている黄金の孔雀たちも、この庭園の装飾。じゅうたんが高く上がると、ちょうど孔雀たちの真上を通ることになります。
このアトラクションがオープンしたのは2011年7月18日。東京ディズニーシーが10周年を迎えた年に、アラビアンコーストに加わった比較的新しめの一台です。
もうひとつ、意外と知られていないのが展望バルコニーの存在。公式ブログでも紹介されているのですが、アトラクションを上から眺められる場所があって、家族や友達が乗って飛んでいる様子を写真に収められます。乗らない人が待つ場所としても、撮影スポットとしても優秀なので、場所はキャストさんに聞いてみてください。

「ジャスミンのお庭にお邪魔して、じゅうたんを借りて遊ばせてもらっている」と思うと、ちょっと特別な気分になりませんか?
待ち時間の目安
毎回乗っている体感だと、標準で10〜15分くらい。混んでいる日でも30分を超えることはあまりありません。私が7月の週末昼に行ったときは、待ち時間の案内板が20分表示でした。

標準:10〜15分
混雑日:最大でも30分程度
シーの人気アトラクションは混む日だと120分や200分待ちも珍しくないので、その中でこの短さはありがたいです。人気どころの合間に挟む一台として使えます。
入口のトラは2頭、左がラジャーで右は黄金の像
入口には左右に大きなトラがいますが、この2頭は別物です。

左にいるのが、ジャスミンの相棒のラジャー。映画に出てくる、あのトラです。パーク内でラジャーの姿を見られる場所はそう多くないので、『アラジン』好きなら見ておきたいところです。

右にいるのが写真の黄金のトラの像。瞳には赤い宝石がはまっています。

そしてこの瞳、辺りが暗くなると赤く光りだすと、公式ブログで紹介されています。以前この記事で「光るという話を聞いたことがある」と書いたのですが、公式のお墨付きがある演出でした。しかも公式ブログによると、このトラ、映画『アラジン』でアラジンが魔法のランプを取りに行った洞窟の入口に現れるトラに似ているのだとか。言われてみれば確かに…!夜のアラビアンコーストに行ったら、ぜひ瞳をチェックしてみてください。私もまだ自分の目では見られていないので、次の夜のシーで確かめてきます。
中央の白い大理石の装飾は蓮の花です。支えている柱の上には、羽を広げた黄金の孔雀。じゅうたんが高く上がると、この孔雀たちの真上を通ることになります。
隠れミッキーは2か所
どちらも待機列にあるので、並んでいる間に探せます。
ひとつは壁画。『アラジン』のキャラクターたちがじゅうたんで飛んでいる絵の中にジーニーがいて、その横に浮かんでいる雲がミッキーの形になっています。これは言われれば一発でわかります。

もうひとつは青と金の仕切りで、金色の部分にミッキー型のくぼみがあるらしいです。かなり小さいらしく、私は毎回探しているのにまだ見つけられていません。見つけた人がいたら教えてください。

車椅子のまま乗れます
意外と知られていない気がするので書いておきます。このアトラクションは車椅子のまま乗れます。
車椅子の方が乗るときに、ライドが変形するのを実際に見ました。専用のカーペットがあって、そのまま乗り込める作りになっています。同行の人も同じカーペットに乗れるので、家族が別々になることもありません。
車椅子の形やサイズによっては乗り換えが必要な場合もあるようなので、詳しくは当日キャストに聞いてください。
よくある質問
Q. ジャスミンのフライングカーペットは怖い?
A. 普通に乗れば穏やかです。浮遊感が出るのは低空でレバーを切り返したときだけなので、苦手な人はレバーを動かさなければ大丈夫です。
Q. 何歳から乗れる?
A. 年齢制限も身長制限もありません。ひとりで座れれば乗れます。
Q. どれくらい並ぶ?
A. 標準は10〜15分、混雑日でも最大30分程度です。私が行った7月の週末昼は案内板が20分表示でした。
Q. 昼と夜、どっちがおすすめ?
A. どちらも良さがあります。昼は庭園と黄金の装飾が青空に映え、夜は噴水がライトアップされて幻想的な雰囲気に。夜はトラの像の瞳が赤く光るのも見られるので、雰囲気重視なら夜、写真重視なら昼が撮りやすいです。
まとめ
スリルを出したいなら低空。これだけ覚えておけば、このアトラクションの印象はかなり変わると思います。高く上げて景色を楽しむ乗り方しか知らなかった人は、次に乗るとき一度下げてみてください。
アラビアンコーストに来たら、乗る前に入口のラジャーと隠れミッキーもぜひ。そして夜に通りかかったら、トラの像の赤く光る瞳を確かめてみてください。
じゅうたんを降りてお腹が空いたら、同じアラビアンコーストのカスバ・フードコートでカレーはいかがでしょう。雰囲気も味も、この記事で紹介しています。

